離島での暮らしという貴重な体験に惹かれて応募しました。 【仕事内容】 お盆の大型連休中に、島唯一のカフェ「ねころびカフェ」で働きました。初日に一通りの作業を丁寧に教えていただき、2日目以降はお店を一人で任せていただく時間もありました。そのため、難しいことは少ないもののやり甲斐を感じられました。 勤務時間は9(10)〜16時の実働5時間で、店主さんと帰省中の高校生の方と3人でのシフト制でした。 皆さんがとても優しくて、のびのびとできる居心地の良い空間でした。 【生活】 宿泊場所として、上天草市が管理する移住体験施設「SEA暮らす(シーグラス)」を利用させていただきました。建物は新しく、お手洗いは自動洗浄式でした。生活や家事に必要な設備が充実しており、持参が必要だったものは着替えとボディータオル、化粧品類、洗濯ネットや食料品程度でした(消耗品等の在庫状況は変わる可能性があるため気になる方は参加前に確認されるとよいと思います)。島内の移動手段として自転車が用意されていました。 食事については、島に渡る前に9泊分の食材を買い込み、初日に冷凍保存したものを使って3食自炊しました(調味料や油も持参)。ものによっては売店に並んでおり、島を出入りする方に買い物をお願いすることもできる環境です。昼食は宿泊場所で済ませていましたが、一度だけ海鮮定食屋さんを利用しました。 出勤前後の自由時間には島の自然を堪能しました。朝日と夕日がとても綺麗で、毎日のように見に行ってしまいました。自転車で夕方の海沿いの道を走るのは最高です。夜は天の川が見える日もあり、丁度流星群の時期だったため流れ星もたくさん見ることができました。 滞在中に熊本県を中心とした記録的大雨が降り、休日はカフェの臨時休業日に合わせました。特別警報が発令されていましたが湯島は川が無いため洪水が起こることはまずないとのことで、被害に遭うことなく宿泊部屋で安全に過ごせました。 【感想】 猫の島で有名な観光地ですが、日帰り旅行では感じられない島自体の魅力を沢山味わえました。人や自然など、一周4kmの小さな離島だからこその唯一無二の良さに溢れています。毎日穏やかな気持ちで過ごすことができ、考えたこともなかった「移住」が選択肢の一つになるほど、人生観を刺激される良い経験となりました。