・牛にストレスを与えない環境を。
旭川市は盆地にあり、夏は熱く冬は寒い地域ですが、そんな環境でも牛達の負担を少くし、病気や怪我などをしない様に大事に育てています。大規模酪農家に多い高エネルギーの餌を与えて乳量を増やし短いスパンでの代替わりを、と言う飼い方ではなく、牛の体に負担を与えない餌を選び、健康で長く現役でいられる牛の飼い方をしています。そんな飼い方で乳質にもこだわり質の高い生乳の生産を行なっています。
・作るチーズには「美味しい+αの楽しみを!」の気持ちを込めて
旭川あらかわ牧場で作られているチーズは大きく分けて2種類。
【育てるチーズ】オランダの伝統的な「ワックスコーティング」を施しカビを生やさずに熟成できる事で、購入者が買った後にも自宅の冷蔵庫で製造から2年まで熟成させる事ができます。それにより大切な人との記念日や親戚・友人が集まる日まで自分で育てて食べるという楽しみをされる方も増えています。
【和乾酪】チーズ工房が作るお酒に合う逸品。チーズ=ワインの常識とは違う和風味のチーズシリーズ。2020地チーズ博では和乾酪の昆布だしがグランプリを受賞。
・牛乳、それは母から子へ命を繋ぐ愛
牛乳の元となる生乳は牛が子供を産まないと出てきません。母牛が命をかけて産んだ子牛に与えるためのものだからです。
農家民泊や酪農体験では来場者にその事を伝え、人間はその愛情のお裾分けをもらっている事を知ってもらう事を目的に行っています。