旅館多郎兵衛 レビュー
スタッフの方に「午後の休みは何するの?」と聞かれた時に、思わず「家でゆっくり過ごします」と答えてしまったほどに、アットホームで居心地のいいお宿でした。
仕事内容は主に、
●午前
※7時前後に朝食
朝の布団上げ
風呂の洗面周り・脱衣場の掃除
客室清掃(掃除機や雑巾がけ、ゴミ捨てなど←これが一番メインの仕事)
給水機の水の交換
客室設置のお湯や氷水の交換
※12時頃に昼食後、夕方まで休憩
●午後
夕方の布団敷き
夕食の食器類の片付け
翌朝食用の食器類の配膳
※20時前後に夕食
という感じです。ただ、本来は時季的に雪下ろしをする予定だったそうなのですが、雪が例年にないほど雪が少なく、その作業はなかったです。年末年始の繁忙期だったこともあり、体力は必要としますが適宜休憩もあり疲弊するほどではありませんでした。技術を要するような難しい作業もあまりなかったと思います。また、フリーの時間には温泉に自由に入れるので作業量の割には体力が回復し、毎日とても調子が良かったです。
お宿の魅力は挙げるときりがないくらいに素晴らしいところでした。
仕事を共にした仲井さんや番頭さんを始め、宿に関わるみなさんがあたたかく、賄いの時間に地域のことや食文化、方言などについて楽しく教えていただきました。
賄いは仲居さんや番頭さんたちと一緒に戴きますが、地元の会話が飛び交うこの雰囲気も魅力的。そしてなにより毎回美味しい手料理で、よく郷土料理や自家製の漬物、いぶりがっこ等も出していただきました。地域食に興味のある人にはたまらないと思います。
年末年始、常連のお客さんが多かったことからも、お食事やお宿のアットホームな雰囲気に惹かれてファンになった方が多いのだと想像します。
一度、午後の半休を利用して、近隣の道の駅や地元スーパー、漫画美術館を巡っていただきました。巡っている間も地元目線でいろいろ解説いただき、これはツアーではなかなか味わえないことだなと思いました。
例年より少なかったものの、雪景色はやはり素晴らしい。徒歩15分圏内には小安峡のほかにも、風情ある公共浴場や自家焙煎珈琲店もあり冬でも散策を楽しめます。また、あちこちにある源泉から立ち上り湯煙はなんとも言えない旅情があります。季節を変えたり車でアクセスすれば、また違った魅力を味わえることでしょう。

小安峡大噴湯 岩づたいに階段を約60m程降りると、大地の息吹を感じさせるように熱湯と蒸気が激しく噴出しています。岩はだから噴き出す温泉の温度は90℃以上。