【得られた体験・発見】
7月後半の2週間、南富良野に滞在し、涼しい北海道の夏を満喫しました。
毎朝、ホテルのラウンジで隣接するラベンダー畑を眺めながら、ゆったりとコーヒーをいただく時間は格別でした。向かいの道の駅には、パンやとうもろこし、いももち、地元産のブロッコリー、メープルのハンバーグ、ほしざわやのおにぎりや豚汁など、おいしいものがたくさんありました。
映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地として知られる幾寅駅も印象的でした。多くの人を迎え、見送ってきた駅は、廃線後も地元の方々によって大切に整備されており、初めて訪れたにもかかわらず懐かしさを感じました。また、かなやま湖の花火も素晴らしく、打ち上げ場所が近いため、真上で大きく開く花火を迫力満点で楽しむことができました。
仕事終わりや休日には、かなやま湖をはじめ、麓郷展望台、日の出公園、ファーム富田などを訪れ、ラベンダーを堪能しました。その他にも、美瑛の丘や青い池、十勝岳望岳台、凌雲閣、新得、トマムの雲海テラス、富良野チーズ工房、カンパーナ六花亭、唯我独尊など、気に入った場所には何度も足を運びました。美しい風景と豊かな食に心もお腹も満たされた二週間でした。
【地域や現場の人との関わりで心に残ったこと】
日々お忙しい中でも、社員や清掃スタッフの皆様がいつも丁寧に、そしてにこやかに接してくださり、気持ちよく働くことができました。私は旅行が好きで、これまでホテルの快適な空間を当たり前のように利用していました。しかし今回、お仕事を通じて、その快適さが多くの方々の手と心配りによって支えられていることを実感しました。観光客として宿泊するだけでは気づけなかった、ホテルを支える人々の努力に触れられたことが特に印象に残っています。
【実際のお手伝い内容】
勤務時間は9:30〜15:00で、短縮や残業はありませんでした。
主な業務は、以下の流れで進みます。
① ゴミ回収・シーツはがし
② ラウンジ、ロビー、ランドリー、トイレの清掃と備品補充
③ インスペクション(客室の最終確認)
最初に一通りのやり方を教えていただき、その後は必要に応じてアドバイスをいただきながら進めました。
シーツはがしは、自分の部屋のベッドで実際にカバーやシーツを外してみるとコツがつかみやすかったです。インスペクションは確認項目が多いため、撮影させていただいた動画を見返しながら手順を書き出すと、流れを整理できてスピードアップにつながりました。
基本的には一人でホテル内を回りながら作業しますが、疑問が生じた際には近くの清掃スタッフの方に質問したり、トランシーバーでフロントの方に確認したりできます。常に親切かつ的確に対応してくださるので、不安を感じることはありませんでした。
時には汗ばむこともありましたが、暑すぎることも寒すぎることもなく、私にとってはちょうど良い運動量でした。決まった休憩時間はありませんが、申し出れば水分補給やトイレ休憩ができました。
【次の参加者へのアドバイス】
ホテル暮らしで栄養バランスを整えるには、少し工夫が必要だと感じました。外食はどこもおいしいのですが、年齢を重ねるにつれて小さなことでも体調に影響しやすくなり、勤務時間の都合もあって一日二食になりかけた時は少し焦りました。
部屋には小さな冷蔵庫とポットがあり、ラウンジのお客様用電子レンジとトースターも利用できます。また、従業員用休憩室には電子レンジと大きな冷蔵庫と冷凍庫もあり、使用してよいとのことでした。
私がよく食べていた簡単メニューは、
・オートミールにお湯を注いだおかゆ
・ラウンジの粉末味噌汁に乾燥わかめと切り干し大根を加えたもの
・電子レンジで作る蒸し野菜(六花亭のドレッシングをかけて)
・電子レンジで作る野菜キッシュ
・常温保存できるサバ缶、バナナ、ごま
などです。持参したパイレックスのガラス保存容器が大活躍でした。
ホテルは南富良野町にあります。私が「富良野」と聞いて思い浮かべていた観光スポットの多くは車で40分以上かかりました。私は自家用車で来ていたため、空き時間に十分観光を楽しむことができました。周辺を積極的に巡りたい方は、車があると行動範囲が広がると思います。
【おてつたび先の方への感謝メッセージ】
皆様に温かく接していただき、初めての仕事にも落ち着いて取り組むことができました。本当にありがとうございました。
短い期間ではありましたが、ホテル業務の一端に携わらせていただき、人に快適な空間と時間を提供する素晴らしい仕事だと改めて感じました。どんなにお忙しい時でも笑顔を絶やさず、お客様に真摯に対応される姿や、多くの客室をチェックインまでに完璧な状態へ整えるチームワークに深く感銘を受けました。
ホテルが、幾寅駅に代わる南富良野の新たな「Station」として、隣接する「道の駅南ふらの」とともに、これからも多くの人が集い、地域をつなぐ場所として発展されることを心よりお祈りしております。
参加者が実際に撮影したリアルな写真です