株式会社小松酒造場 レビュー
2日間という、私が参加したおてつたびの中では最も短い期間でしたが、なかなか入る機会のない酒蔵を堪能でき、学びが多く、貴重な体験を沢山させて頂きました。
奥深い日本酒の世界のことなので、きっと私が見せて頂いたのは酒造りのほんの一部であり、さらに何倍もの細かい工程が存在します。
土づくりから始まり、手塩にかけてお米を育ててくださる方、水・光・風などの自然の恵み、手間と愛情を惜しまずたっぷりと注いでくださる杜氏・蔵人さんたちのおかげで、いつも美味しいお酒を頂けるのだと、胸が熱くなりました。
参加した日は、まだ冬の気候だったので、麹室の暖かさが心地良かったです。半袖でも汗ばむほどでした。
蒸米に麹菌を均一に纏わせる作業は、お酒の出来栄えに関わる重要な工程の一つということで、特に緊張感があり、皆で息をひそめてじっと見守りました。
一方、洗米、蒸し立てのお米をほぐす作業、お酒の瓶詰め、使った道具の片付けや掃除などは、水を扱う場面もあり、ほぼ屋外なので、着込んでいないと寒かったです。
菌の働きがポイントのお酒造りでは、温度や湿度など、環境の繊細な変化が大差となるため、ヘアキャップの装着、菌の移動を防ぐこまめな手袋の交換、作業場所に応じた履き物、時間を計りタイミングよく作業を行うなど、細部まで気を遣う必要がありました。
長靴は事前にサイズを確認してくださり、用意して頂けたので、旅の荷物が多い私たちには大変助かりました。
タンク内のもろみを混ぜる作業では、二酸化炭素が発生するため、覗き込むことによる酸欠や転落に注意するようにと教わりました。
腕だけでなく、全身をつかい混ぜ込むため、体力も必要でした。
小松酒造場さんは、全工程がほぼ手作業だったので、お酒ができた時の喜びもひとしおだろうなと感じました。
お酒の仕上がり具合を確かめながら「うまい!」と言う小松さんの、誇らしそうな笑顔がとても印象的でした。
宇佐市は広いので、宇佐神宮などの観光地に足を運びたい方は、車で訪れた方がより楽しめるかと思います。
個性の光るからあげ店も沢山あるので、食べ比べをするのもおすすめです。
小松酒造場の皆様をはじめ、ゲストハウス、宇佐市役所、ANAのご担当者様など、沢山の方にお世話になりました。
本当にありがとうございました。

宇佐市は、文化財の宝庫といわれるように、全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮、東西本願寺別院、饅絵(こてえ)、石橋、龍岩寺などの歴史的文化遺産を数多く有しているまちです。 また、県下随一の穀倉地帯で夏の稲作、冬の麦と二毛作が盛んな地域です。古くから日本酒、本格麦焼酎を製造する酒蔵が多いのも特徴です。