碧き島の宿 熊野別邸 中の島 レビュー
【得られた体験・発見】
3食昼寝付きで、海の洞窟源泉掛け流し温泉入り放題。繁忙期を除き部屋から海が見える12畳の畳の間客室でホテル暮らしを1ヶ月しました。年末年始と重なり、先方の希望で予定の4日前からのスタート。何と言っても、まかないが最高に美味しかったです。同じメニューが一度も出てこなかったです。高級旅館の調理補助ということで、毎日、伊勢海老、アワビ、松阪牛などの高級食材を盛り付け、飾り包丁の切り方、食材に添える楓や南天、菊花などの豪華に魅せる工夫を学び、家でもやってみようと思いました。熊野古道を制覇するのを目的に来ているおてつたびの人と、休日は一緒に流行を楽しみ、また、温泉巡りや、地元グルメ巡りを満喫しました。公共交通機関が整っていないので、車で現地入りしたおてつたび仲間の存在は絶大なものでした。私は、お昼休憩が3時間ほどでしたが、今年成人式だというおてつたびの人は、中休みが6〜7時間だったので、島から一旦船で街まで繰り出し、カフェ巡りを愉しんでいました。おてつたび仲間の情報交換は、滞在中の旅の参考になりました。何と言っても、ネットで検索しても何も出てこない、人里離れた島だから、現地情報はとても貴重です。
【地域や現場の人との関わりで心に残ったこと】
ホテルのシャワーも温泉の源泉掛け流しのため、温泉で髪の毛を洗うと、白髪染めの染料がすぐはげてしまうため、おてつたびに行く前に美容院で染めた髪の毛が、わずか2週間で白髪がちらほら目立ち始め、あわててネットで美容院を検索。その中で、1番新しくおしゃれな所を予約しました。初めての美容院はとっても緊張します。30代女性が1人でやっているお店で、大阪の店で修行したそうで、腕は確かです。併設する美容師のご主人が経営するメガネ時計宝飾の店から、旦那さんが顔出したり、小学校帰りの息子さんが顔出したり、地元のグルメや温泉情報を伺うと、美容師さんが私も買いに行くからと車で送迎してくださいました。まずは、人気のパン屋さん。おすすめのパンが残りわずかとなり、自分が取ったパンを譲ってくれました。その後、車で日帰り温泉のホテル、ケーキが美味しいカフェ、レトロな温泉大衆浴場と周り、その日はすべてがお休みで残念でしたが、後日1人で行ってみると美容師さんの紹介ならと、サービスしてくれました。ピザ屋では、地酒とワインの小瓶を頂きました。絶対行ってほしいという海鮮居酒屋で隣に座ったスペイン人と意気投合。再会を約束しました。
【実際のお手伝い内容】
募集では、休憩を入れて9:00〜21:00の勤務と記載されていましたが、実際は、5:50〜11:00と14:00〜17:00でした。まかないが、朝食が8:00まででセルフ。昼食が11:00〜13:00。夕食が16:00〜18:00で、島のホテルに泊まれない日は、始発の5:40の船で本土から職場の中の島まで移動するため、朝食は取れません。仕事は基本、水曜日の夕食から月曜日の朝食まで、火曜日は全館休館のために船は出ません。職場のホテルに滞在することも、本土からの移動もできません。もちろん、まかないもありません。年末年始は職場ホテルが満室のために、本土のホテルに滞在するため、朝は5:40の船、夜は22:10最終便の船までに移動しなければならないので、毎日荷作りが大変です。5:50から、7:00スタートの朝食の盛り付け、それが終わると、夕食の食事に使うトマト、椎茸、春菊、九条ねぎ、小松菜、長ネギ、漬物を決まったサイズにカット。14:00から夕食の盛り付け。枡に入った4種類の前菜、別々に煮た食材の肉じゃが、笹の葉に熊野牛、伊賀牛、松阪牛を盛り、4種類の刺身、翌朝の刺身、出汁巻きの卵を解いで終了。
【次の参加者へのアドバイス】
移動が多いので、すぐパッキングできるようポーチなどに分けて収納しておくと良いでしょう。アメニティが充実しているので、クレンジング、洗顔、基礎化粧品は不要。ドライヤーは部屋にも、温泉にもあります。ヘアブラシ、歯ブラシ、コットン、綿棒、ヘアゴム、ヘアキャップ、タオルもバスタオルも使い放題。部屋にハンガーがたくさんあるので、洗濯干し用グッズはなくても大丈夫。中の島ホテルの海向きの客室ではなく、添乗員部屋と呼ばれるダブルベッドだけの部屋に数回宿泊しますが、枕が薄く、掛け布団は毛布だけなので防寒用のダウンコートが必要です。部屋には窓がありますが、山側で暗いです。照明も間接照明だけ。どういうわけか、毎回湯沸かしポットが取り除かれ、コードだけ残っている状態なので、簡易用湯沸かしポットは持参した方が良いでしょう。おてつたび初日オリエンテーションが終わると、いきなり仕事に入り、まかないが18:00までなので、自分から夕食食べてないと申告しないと食べれなくなります。シフトや滞在部屋も、こちらから言わないと教えてもらえません。私は1/24まででしたが、1/31までのシフトや1/25部屋割を訂正依頼しました。
【おてつたび先の方への感謝メッセージ】
私が配属された調理補助の職場は、女性2人と男性1人の職場で、社員の30代女性は、シフトや仕事内容を私の立場に合わせてサポートしてくださいました。本当にありがとうございました。年末年始の繁忙期が終わると宿泊者がその時の20〜30%と激減して8:00〜16:00勤務に変更してくださいました。それも一方的ではなく、稼ぎたいならば残っていいよと、優しく声をかけてくださいました。最終日、自宅に帰るには、12:25の電車に乗らなければ帰宅できないことを伝え、11:30の船に乗る予定でしたが、シフトは、5:50〜11:00となっており、貸与された制服を洗濯して返却することもできないとお伝えすると、その日は宿泊人数的に休日にしても仕事が回るからと、お休みをくださいました。おかげさまで、最終日にゆっくり温泉に入り、前日までに洗濯をした制服を返却することができましたことを心より感謝申し上げます。最後のまかないをご一緒できて、また1ヶ月過ごしたおてつたびの仲間とも食事できました。仕事中大変なこともジョークに変えて、職場を和ませてくださった社員様、元々中の島ホテルの掃除をしていたもう1人のパート様楽しかった。

那智の滝は、落差133mの日本一の直瀑です。太古の昔から自然信仰の対象として崇められ、熊野那智大社の別宮「飛瀧神社」のご神体として祀られています。原生林が繁茂する山中から流れ落ちるその姿は神々しく、滝つぼ付近に行くと、轟音とともにまるで天から降り注いでいるかのような圧巻の迫力を体感できます。

那智山の麓から熊野那智大社・青岸渡寺へと続く「大門坂」。苔むした石畳と杉木立が約650m続くこの幻想的な参詣道は、往時の面影を色濃く残し、熊野古道の中でも特に美しいとされています。

勝浦漁港は「生マグロ」の水揚げ高が日本一で、「紀州勝浦産生まぐろ」としてブランド化されています。「冷凍マグロ」ではなく「生マグロ」です。「生マグロ」は、漁獲したマグロを一本一本丁寧に活け締め処理し、船内において冷水保存(氷温)を行って市場に出します。遠洋ではなく、近海漁だからできる業ですね。生ならではの新鮮な味わいと「もっちり」とした食感は、冷凍マグロでは味わえません。