出戸漁業部 レビュー
【得られた体験・発見】
初めての漁業(岡場でのニシンの網外し)で、初日から数日は、上手くニシンを網から外せず、戸惑いました。しかし、ベテランメンバーのOJT等により、何とかひとりでサクサクできるようになり、コツをつかむことができました。ポイントは、ニシンが網にどのように掛かっているかを見極め、網をニシンの頭からお腹に引き寄せるように滑らせ、尾の方から網を一気に引っ張ると、スルリと網が外れます。ニシンは鮮度が重要なため、船から荷揚げされてから、短い時間での対応が必要なので、集中力が求められます。また、港の先端での作業であり、強めの防寒対策(例:靴下は2枚履き。マスク必須等)が必要です
【地域や現場の人との関わりで心に残ったこと】
・沖で網にかかった魚を獲る漁師さん、獲った魚を網から外す岡場のスタッフ、魚を市場に出荷する人、網や魚の箱等を片付けする人等の一連の連携がスムーズでないと、商品価値が下がってしまうので、各自が各々の役割だけでなく、前工程や後工程のことをを良く理解していると感じました
・一度船に乗せていただき、操縦席を見せてもらいましたが、デジタル化が進んでいること(例:操船は、つまみボタンがメインで、舵やハンドルはサブ。GPSにより陸地だけでなく、海底の状態もリアルに表示)に大変驚きました。
【実際のお手伝い内容】
1. 沖の刺し網に掛かったニシンの網外し
2. ホタテ稚貝の成育ツールとなる網づくり
朝6時頃に業務スタートし、全てのニシンを網から外し終えると業務終了。
今年は天気・流氷・温暖化等の影響により、昨年の漁獲量と比べGAPがあり、実動時間は日によりバラツキがありました。
しかし、早上がりや臨時の休日は、いただいたニシン等を捌いて食したり、BBQ&鍋パーティー、紋別や稚内観光、温泉等で有意義な時間を過ごすことができました。
【次の参加者へのアドバイス】
漁業は天候や漁獲量により、業務量が大きく左右されます。おてつたび先も、ニシン漁は3年目のため、想定の業務量と乖離がありました。ガッチリ稼ぎたい方には、リスクがあることを承知おき下さい。せっかくのオホーツクでの漁業体験で、獲れたての規格外の魚を味わったり、おてつたび仲間との懇親や観光等々、プライスレスで密度が濃く、漁業ならではの時間を堪能できたことは、貴重な体験となりました。
【おてつたび先の方への感謝メッセージ】
ホストファミリーの皆さん、ニシン外しのサポートメンバーの皆さん、寮仲間の漁師や関係者、そして、おてつたび仲間の皆さん、今回は本当にお世話になりました。濃密な2週間半でした。漁業の仕事の一部ですが、実体験できたことは、私のおてつたびの中でも、珠玉の貴重な財産となりました。仕事だけでなく、BBQや懇親会を通して、今の漁業の現状や課題の一部を聞けたことは、耳学問とは違ったリアリティのある実態として、胸にストンと入っていきました。まさに、「百聞は一見にしかず」ですね。
最後になりますが、お世話になった皆さん、重ね重ねとなりますが、大変ありがとうございました。